美容師がオシャレなバーバーに転職してみた結果を聞いてみた

スキンフェードコームバックポンパドール、、、お洒落メンズの新定番であるバーバースタイル。
美容師さんにも求められるスキルの一つになりつつあります。
 
そんな“バーバースタイル”が好きすぎて、美容師からバーバーに転職することになった松川さんに、実際に転職してみて感じたこと転職する前の不安働き方の違いなどを徹底的にに教えていただきました。

Add Friend

美容師からバーバーに転職する前に最も不安だったのは免許

 
バーバーに限らず転職に不安は付きものだと思いますが、美容と理容ではそもそも免許が違います。
 
松川さんもやはり理容師免許取得が1番の不安要素だったそうです。
 
 

免許取得のサポート体制はバーバーショップによって異なる

 
美容師から理容師への転職の場合、理容の免許取得にかかるコストの一部を会社が負担してくれる場合もあるようです。
 
ただし、全額個人負担の理容室の方が多いとのことです。
 
松川さんが選んだ転職先は、6割会社負担だったのが転職の決め手になったそうです。
※6割も負担してくれる理容室はかなり少ない
 

理容専門学校によっては通信の修得者課程という制度がある

 
通常では、理容専門学校に昼間家で通う場合は2年間通信で通う場合は3年間の期間が必要ですが、すでに美容師の免許を持っていればその期間が短くて済む事があります。
 
そのことを修得者課程といいます。
 

修得者課程とは

 
修得者課程の昼間では1年間(通常は2年間)
 
修得者課程の通信では1年半(通常は3年間)
 
と大きな違いがあります。
ちなみに逆のパターンで、理容師の免許を既に持っていて、美容師の免許を取り直したい場合も修得者過程で通うことができます。
 
理容師または美容師のどちらか一方の国家資格取得後、昼間課程は1年、通信課程は1.5年の修学により、もう一方の資格を取得することができます。またもう一方の国家試験の際は、技術理論と実技試験のみの試験となります。※3年間での取得は昼間課程の場合
 
ただし、すべての理美容学校で修得者課程のコースがあるわけではないようなのでご注意下さい。
 
 

実際に転職してみて感じた技術やデザインの違い

 
ヘアスタイルを作るという共通点がある美容師と理容師ですが、実際に体験してみると大きな違いがあったそうです。
 
“バーバーに転職した美容師”独特の視点で教えていただきました。
 

美容師の強みと、理容師の強み

 
松川さん曰く「サイドとネープが理容、トップに美容が最強!」とのことです。
 
実際に、日本のトップクラスのバーバーには美容師から転職した方が多いそうですが、、、その理由は続きをご覧下さい。
 
 

・美容師の強み

 
ヘアカラーや、コールドパーマ柔らかい質感作りなどはやはり美容師さんの得意分野です。
 
お客様も、美容師的なデザインを求めている方が多く、実際に理容師さんの中でも美容的な要素の必要性を感じている方が多くいらっしゃるそうです。
 
また、美容師免許を取り直す理容師さんもいるとのこと。
 
 

・理容師の強み

 
とにかく、刈り上げのレベルは圧倒的に違うとのことです。
 
松川さんも、美容室で働いていた時代から刈り上げのお客様は多く、自信もあったそうですが、別次元のレベルだとおっしゃっていました。
 
お話しを聞いていても「刈り上げの色彩と面」「バリカンのカスタマイズ」「ハードパート」「バリカンの替え刃」
など美容師が普段話さないキーワードが飛び出してきます。
※バリカンの刃が変えられる事すら私は知りませんでした
 
余談ですが、普段美容師さんがやらない技術である「アイパー」を初めて見たときは衝撃だったそうです。
※若い世代のお客様はほとんどやらないそうですが、サイドが浮いちゃう方には今までにない収まりが提供できるそうです
 
 

美容室とバーバーショップの働き方の違い

美容と理容のカルチャーの違い働き方や、単価、お給料の面にも大きな違いがあります。
お店によっても大きく異なるようですが、代表的なものをご紹介します。
 

アシスタントは基本的にいない

 
アシスタントがいないバーバーがほとんどのようです。
 
基本的に1人の理容師さん
シャンプー、カット、顔剃り(シェービング)、ブロー&フィニッシングまでの流れを全て担当するそうです。
 

単価は“都内のお洒落バーバーなら”7000〜8000円も可能

 
“都内のお洒落バーバー”限定させていただいたのは、場所やお店によって価格差が激しいからです。(美容も同じですが)
 
基本的なメニューが、
カット+顔剃り(シェービング)なのでカット料金+数千円の料金体系になります。
 
そのかわり、美容室よりもパーマやカラーリングの比率は圧倒的に低いそうです。
 

歩合比率(収入)

 
もちろんお店によって異なりますが、
アシスタントを使わない、ヘアカラー、パーマ比率が低いので材料コストが抑えられる。
 
以上の理由から歩合比率は高めの設定をしているバーバーが多いとのことです。※フルコミッションの場合
 
ただし、人気美容師さんのように一月に数百万円の売り上げを上げる理容師さんは業界全体でもほとんどいないようです。
 

美容師がバーバーに転職する際の注意点

 
美容室でも色々な考え方のサロンがあるように、当然バーバーにもお店ごとの特色があります。
 
特に特徴的なのは「“美容的な要素”を取り入れたバーバー」「“完全に理容”のバーバー」の2種類です。
 
松川さんの話しによると、“完全に理容”のバーバーに美容師から転職するとパーマ、カラーの機会が圧倒的に少ないので、物足りなさを感じる方もいるようです。
 
バーバーに転職を考えている方は、お店の特色が自分と会っているかを真剣に考えてお店選びをしないと後悔することになるかもしれません。
 
 
 

美容&理容のどちらの免許も持つダブルライセンスが増えている

 
美容と理容のどちらの免許も取得することをダブルライセンスと言うそうです。
 
また、どちらの仕事もプロフェッショナルにこなす働き方を、クロスオーバーと表現することもあるようです。
 
特に、近年は美容と理容の良いところをミックス出来るように、垣根を無くしていく方向に理美容業界全体が向かっていると強く感じます。
 
現に、上記でご紹介した修得者課程の仕組みも平成30年4月から始まった、比較的新しいシステムです。
 
 

まとめ

 
美容師からバーバーへの転職事情についてお伝えしましたが、美容と理容ではカルチャーも違えば、シェービングなどの新たに学ばなければいけないこともたくさんあります。
 
松川さんも「よっぽど本気で好きじゃない限り、美容師から理容師への転職はやめといたほうがいいかも」
とおっしゃっていました。
 

美容の要素とバーバーの要素をミックスさせた松川さんが作るヘアスタイル

 
本気で転職に興味がある方は、下のリンク先に松川さんが働くバーバーのホームページアドレスを貼っておくので、スキンフェードでもしてもらいながら話しを聞きに行ってみて下さい!
場所は東京都吉祥寺です。NYブルックリンの人気バーバー海外初進出店舗!
 
リンク先:ludlowbros
 
 

美容師さんと理容師さんの垣根がどんどん無くなっていっているように、私たち美容師の働き方も多様化しています。

業務委託、面貸し、副業、復業、社内独立、パラレルキャリア、ダブルライセンス、インバウンド美容師、インハウス美容師などなどの働き方に関しては下のカテゴリーに随時追加していく予定です。
 
 
また、多様化する働き方に対応するためにサロン運営側(マネジメントサイド)に読んでおいて欲しい記事は下記のカテゴリーに、
 
カテゴリー:「サロン運営」一覧
 
海外美容師の働き方に関しては下のリンク先にそれぞれまとめてあるので、そちらも合わせてご覧下さい。
 
 
 
アジア人美容師

海外で美容師として活動しつつ、日本で美容関係の法人に向けて、顧問(※)としてアドバイスもしています。

※現在、新規の顧問契約はお断りさせていただいております

アジア人美容師の詳しいプロフィール