東南アジアのカップ焼そばの正しい作り方は日本人の常識を覆す

食事の時間を取りづらい美容師さんは、カップラーメンやカップ焼きそばのお世話になる方が多いのではないでしょうか?
現役美容師の私も、日ごろからお世話になっている1人です。笑
以前、カップラーメン(スープタイプ)に関しては、以前ご紹介したことがありましたが、今回ご紹介するのはカップ焼きそばです!
常識を覆す焼きそばの作り方をヒントに、日本の食品ロス問題を考えるという、まじめなのか何なのかよく分からない内容です!

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コンビニで「お箸ください!」不思議な顔される

日本のコンビニでカップ焼きそばを買うと、言わなくてもお箸をつけてくれますよね?
そのような常識は海外では通用しません。
逆にカップ焼きそばを買って「お箸ください」と言うと、「えっ?なんで?」みたいな顔されることの方が多いです。(フォークでも同じリアクション)
その理由は、フタを開けて始めて思い知ることになります。

開けてびっくり「フォーク入ってる?!」

そうです。フタを開けると、なんと折りたたみ式の小さな「かわいいフォーク」が入っているのです。
しかし、このフォークがのちに「食べる」「混ぜる」という通常の機能以外の、重要な役割を果たすことに気づかされるのです。

開けるとフォークが入っている

湯切りの穴?そんなものは無い!海外の焼きそばは甘えを許さない

お湯を注いで2分ほど経った頃に、重大な事件に気がつきます。
UFOや、焼きそばバゴーン(一部地域で絶大な人気) には当然のように空いているあの穴が無いんです。
なんと!「湯切り穴」がないんです!
「このままでは麺がドバッと出て行ってしまう!」
すでに2分以上経っていて、硬麺派(バリカタも可)の九州人としては軽いパニック状態です。
「麺がドバッと出て行くと流し台の掃除も面倒だな!」
そんなことまで考えながら、無い知恵を絞ります。
しかし効果的な解決策が浮かびません。
「そうだ!基本に戻ろう!」
基本に戻って側面の作り方(説明書き)を熟読します。(今さら)
しかし側面にはヒントになる事は一切書いてありません。
「フォークで麺を押さえて湯切りしてね!」
みたいなことが書いてあるだけです。
タイムリミットはあと僅か。
このままではフニャフニャの焼そばを、流し台の掃除をしながら食べるはめになってしまいます。
しかも、「麺ロス(※)」を考慮すると、まともに満腹感を得られるかどうかもあやしいです。
※麺をみすみす流し台にロスしてしまうことを指す。
生産者の方に大変申し訳ない状態
そんな極限状態の中に希望の光が射し込んできました。

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穴が無いなら穴をあければいいじゃない?生活の知恵

有名なマリー・アントワネットは、パンがなくて困っている庶民に「パンがないならケーキを食べればいいじゃない?」と言ったとか言わないとか、、、
(諸説ありますが)
ふいにその言葉が頭をよぎります。
「そうか!穴がなければ開けてしまえばいいんだ!」
思い返してみれば、カップ麺のフタにフォークを突き刺して、3分待っている地元の人を何回か見たことがあります。
まさに、点と点が線で結ばれた瞬間です。
おもむろにカップ麺のフタに、先程の折りたたみ式「かわいいフォーク」を突き刺します。
そびえ立つフォーク。

フタに雄々しく突き刺さる頼もしい存在

さっきまで「かわいい」と認識していた折りたたみフォークが、急に「頼もしい存在」に見え始める不思議な瞬間です。
そして、フォークで開けた湯切り穴は、穴の直径が小さく、麺ロス問題も見事に防いでくれる素晴らしいものでした。
そして考えたのです。
「もしかして、日本式カップ焼きそばの麺ロスは相当なものなのでは?」と、、、

麺ロスどころかお湯さえ出にくいというデメリットも

キャベバンバンも良いけど、麺ロスを防いでほしい

話は横道にそれますが、
カップ焼きそばファンたちの間で急速に広まるプロジェクト「キャベバンバン」をご存知ですか?
キャベバンバンとは?

引用元:youtube
フタの裏のキャベツで年間4トン以上が無駄になっているのであれば、湯切り口から流し台に放出される「麺ロス」は年間何トンなのでしょうか?
しかも、しっかり湯切りしたい派の方は湯切り後にカップを持って振って、しつこく湯切りしていると思います。(私はしつこく振る派。笑)
また、日本式のカップ焼きそばは「湯切り穴」が大きめに作られています。
そのため、スピーディーで温かいうちに美味しく食べられると言うメリットがある反面で、「麺ロス(食品ロス)」を引き起こしやすいというデメリットもあるように思います。
また「湯切りで振る派」はキャベツすら飛び出ちゃう可能性さえあります。

東南アジア式の採用で麺ロスと製造コストの両方がクリアできる可能性

急に真面目な話になってしまいますが、
「物流、人件費、原料価格の高騰が日本の食卓をピンチにおとしいれている」といったニュースを目にする機会が増えました。
人件費や材料費などコスト増に耐え切れず、値上げを決定する企業が増えてきているが、株価の反応はまちまち。
値上げが消費者に受け入れらないと市場が「判定」を下す企業も少なくない。
引用元:2018/6/11 ロイター
東南アジア式のカップ焼そばでは、穴が小さいので食品ロスも抑えられセルフで穴を開けるので製造コストを下げられる可能性もあるかもしれません。
ちょっとした発想ですが、これからの時代には、東南アジア式を取り入れてみるのも一つの方法かもしれませんね!

まとめ

そして、気になる東南アジア式カップ焼きそばのお味ですが、、、、
私はバゴーンの方が好きです。
※あくまでも筆者個人の感想です。
日本の食品ロス問題もそうですが、『もったいない』という日本人特有の素晴らしい考え方が世界に広まると素敵ですね!