なぜかカンボジアのボッタクリトゥクトゥク運転手と友達になった話し

生まれて初めてのカンボジア(プノンペン)で、これまた生まれて初めての「トゥクトゥク」と呼ばれる乗り物に1人で乗って、しかもボッタクリされそうになった体験記です。

トゥクトゥクとは、、、

ご存知の方も多いと思いますが、カンボジアではトゥクトゥク(※)と呼ばれる乗り物がメジャーな移動手段です。
※バイクで座席(荷台?)を引っ張るオープンエアの最高に気持ちいい乗り物
※料金は事前交渉が基本

カンボジアスタイルのトゥクトゥク

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ボッタクリ運転手とキリングフィールドへ

プノンペンに来たら絶対キリングフィールド(※)は行こうと決めていた矢先に、1人のトゥクトゥク運転手が声をかけてきました。

運転手「キリングフィールド行きたいきの?安くしとくよ」

私「いくら?」

運転中「往復35ドルでどう?」

35ドルは相場の約2倍です。
しかし、あらかじめ相場をググっていた私に死角はありません。笑

逆に強気で値切ってみることにしました。

私 「10ドルなら行く!ダメなら行かない!」

運転手「え〜?!往復だよ?あっちで僕はキミを待ってなきゃいけないんだぜ!そんな値段じゃムリムリ!」

私「オッケー、じゃバイバイ!」

ボッタクリ運転手に背を向けてしばらく歩くと、なんと彼が追いかけてきました。

運転手「わかった!20ドルで行こう!何時間でもキリングフィールド見てていいからさ!」

派手に吹っかけてきた相手だったので乗り気ではありませんでしたが、他の運転手と同じ交渉をするのも面倒だったので20ドルで交渉成立です。

私も派手に値切ったので、2人の間にはなんとも言えない空気が流れます。

お互いに無言のままトゥクトゥクは走り始めます。

※キリングフィールド
カンボジアにはポルポト政権時代に300万人の一般市民が虐殺されるという、悲しすぎる歴史があります。
その処刑場跡「キリングフィールド」も、今では一般公開されていて、歴史を学びにきた多くの観光客が立ち寄る場所の一つになっています。

詳しく知りたい方は池上彰さんが分かりやすく解説しているので是非ご覧下さい。

キリングフィールドは中心地からわりと遠い

走り出したトゥクトゥクは中心地を抜けて、田舎へと進んでいきます。

道路も舗装されておらず、交通量も減ってきた所で少し不安になってきました。

私の心の声「もしかして、めちゃくちゃ値切ったから、怒って拉致するつもりかな?」

私の心の声「喧嘩になったら勝てるかな?いや、間違いなく勝てない(笑)。走って逃げよう!」

そんな情けないことを考えている間に、急に公園のような開けた場所に到着しました。そこがキリングフィールドでした。

おそらく、その間30分から40分だったと思います。

カンボジアの首都プノンペンの街並み

カンボジアの悲惨な歴史に自然と涙が溢れる

私は映画とか見ても涙を流すタイプでは無いのですが、キリングフィールドは別でした。

現実とは思えないほどの、辛い歴史を学ぶことができます。

有料の音声ガイダンス(日本語)を借りたのですが、とにかく悲惨すぎて、理不尽で、悲しすぎて、涙が溢れ出て止められません
(1人だったので感情移入しやすかったのもあると思います)

涙でぐちゃぐちゃになりながらキリングフィールドのゲートを出ると、ボッタクリ運転手が木陰から手を振っているのが見えました。

近づくと、私が泣いていることに気がついたようです。

運転手「え!?泣いてんの?日本人なのに?」

私「だって悲しいじゃん」

運転手「、、、。」

お互いにあまり会話を交わさないまま、宿泊先のホテルまで送ってもらうことにしました。

ホテルに着くと同時に、ぼったくり運転手からある提案がありました。

運転手「コーヒーおごるから、ちょっと話さない?」

私「え?、、、い、いいよ、、」(さっきまでボッタクろうとしてたのに何この急展開!?笑)

路上でおばあさんが売ってるコーヒー(衝撃的な甘さ)をご馳走になりながら、ボッタクリ運転手との予期せぬ会話が始まりました。

カンボジアの悲しい歴史を学ぶ場所キリングフィールド

心を開いたボッタクリ運転手はイイヤツかも?

運転手「さっきはカンボジアのために泣いてくれてありがとう。キミはいいヤツだな。」

自然と涙が溢れただけで「カンボジアを想って」いたわけではないので、この言葉に面食らってしまいました。

そして、改めて言われると急に恥ずかしくなってきた私は、話題をそらすために、文化や経済、歴史の話しなどをたくさんする事で照れ臭さを誤魔化すことにしたのでした。(Google翻訳を駆使して。笑)

ぼったくり運転手の名前サロン君と言うらしく、妹の入院費用を払うために必死で英語を勉強したとのことでした。
※カンボジアの言語はクメール語ですが、英語が話せると収入が3倍ほどになるらしく、日常会話程度であれば話せる人が非常に多い

まさか、そのボッタクリ運転手(サロン君)との交流が元で東南アジアが大好きになるとは、この時はまだ思ってもいませんでした。

つづく、、、

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アジア人美容師

海外で美容師として活動しつつ、日本で美容関係の法人に向けて、顧問(※)としてアドバイスもしています。

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