未来の日本の美容室は外国人との混合チームになるかも?3つの理由

ここ数年で、美容室を訪れるお客様に外国人の方が増えてきているのを感じる事はありませんか?
おそらく将来、その傾向はますます強まっていくことでしょう。
そして、さらに将来的には、サロンのスタッフも外国人比率が高くなる可能性が出てきました。
私がそう考える3つの理由を、ニュースを交えながら説明します!
スポンサーリンク

日本政府は移民を受け入れる方向に舵を切った?

日本は、人口減少に伴い慢性的な人手不足に見舞われています。
そのため、輸送費、原材料費の高騰などが起き、消費者の家計をも圧迫しています。
このままでは、将来、日本の経済は人手不足が原因で回らなくなる可能性すらあります。
そこで、日本の政府は外国人の労働力を受け入れる方向に大きく舵を切ったようです。

当面は農業、介護、建設、宿泊、造船の5分野で、2025年頃までに50万人を超える人材の受け入れを目指すという。

もっとも、少子化による人手不足はこの5分野だけにとどまらない。日本の勤労世代が1千万人単位で減っていくことを考えれば、すぐにわかることだ。

引用元:2018/6/27 産経ニュース

まだ、業種が限られているので
「美容室で外国人のインターンを採用!」
みたいなことにはすぐにはならないと思われますが(美容師の場合、国家試験なのでなおさら)このまま人口減少が続けば、法整備も進めざるを得ないかもしれません。
少なくともサロンを利用するお客様に外国人の方が増えるのは間違いないでしょう。
その時には、外国人のスタッフが必要になる可能性も考えられます。

スポンサードリンク

日本以外も少子高齢化!?将来的には移民を外国と奪い合う可能性すらあり得る

実は、少子化に苦しんでいるのは日本だけではありません。
先進国の多くが少子高齢化に頭を痛めています。
アジアの中でも、日本、韓国、タイ、中国、シンガポール、台湾は特に少子高齢化が課題の国々です。
その中でも、日本に大きな影響を与えると思われるのは一人っ子政策の影響で人口減少がすすむとみられる中国でしょう。
中国は「人口の時限爆弾」と呼ばれる状況に向かって突き進んでいる。10年後には60歳超の人口が米国の全人口を超える見通しだ。
労働力の減少は既に始まっており、生まれてくる子どもの数が足りていない。
将来的に、深刻な労働人口の不足を迎える可能性が高い中国と、すでに人手不足に悩む日本
美容の産業にかかわらず、すべての産業で他国と労働力を奪い合う未来が訪れるかもしれません。

日本の美容室の人手不足はかなり深刻

以前、数十店舗を経営する美容室グループの経営者の方と食事をしていた時に、求人(採用)状況についてお話をうかがいました。
要約すると、
・以前(3、4年前)に比べて半分しか人が入らない
・採用基準を下げざるを得ない
・離職率は相変わらず高い(業界全体として)
との問題を抱えておられました。
おそらく、ほとんどの美容室経営者に当てはまる悩みではないでしょうか?
ちなみに、お話をうかがった美容室グループ経営者の方も、
「将来的には外国人を採用するほか生き残る手段はないかもしれない(当然、法律の規制緩和が前提)」
と話しておられたのが印象的でした。

スポンサーリンク

日本で働きたい(学びたい)外国人は多い

日本は、世界第3位の経済大国です。

つまり、世界中のほとんどの国々よりも、日本で働いた方が所得が高い可能性があるということです。

誰しも、今より所得が高い所で働きたいと考えるのは普通のことだと思います。
ですが、それ以外にも、日本で働いて技術を学び母国に持ち帰って発展させたいという需要も多いように感じます。
実際に海外で働いていると
「日本で働くにはどうしたらいいの?」
「ビザや永住権はどうやって取得できるの?」

などと質問されることもあります。

まとめ

美容師に限っていえば、免許の仕組みや言語の問題などクリアしなければいけないハードルが高いのは事実です。

国として受け入れるためには、治安や文化、宗教など、多様性に対応するための課題は盛りだくさんです。

実際に美容室で、外国人と日本人が一緒に働く未来が訪れるかどうかは誰にもわかりませんが、今回の政府の決定で可能性は大きく高まったのではないでしょうか?
未来のことに100%はありませんが、どのような状況になっても柔軟に対応できるように心がけることは、サロン運営にとって重要なファクターかもしれませんね!