IT素人美容師が悪徳ホームページ業者にカモられないための4つのコツ

先日、とある美容室オーナーの友人から「ホームページを作ったから、効果出るか見てほしい」と相談を受けました。

よくよく話しを聞いてみたら、ずいぶん高額な制作費を請求された様子。

しかも

・スマホ未対応!
・スマホ最適化で+数万円!
・アフターフォローなし!
・契約書なし!(?!)

もちろん、美容室オーナーの友人も価値を感じて(納得して)制作費を払っているので詐欺ではありません。

しかし、悪徳ホームページ業者に美容師さん達がカモられてるのもまた現実です。
「もしかしてカモられてる⁈」と思う美容師さんは続きをご覧ください。

スポンサーリンク

「『必ず』上位表示します!」はありえない!ヘタなSEO対策はむしろ危険

悪徳ホームページの業者が決まって言う言葉「『必ず』検索結果で上位表示できます!」ですが120%嘘です。

と言うのは、今はGoogleのアップデートで内容がユーザ(Googleで検索する人)の役に立たないものは検索で上位表示されません。

むしろ、下手にSEO対策をバリバリにやりすぎるとGoogleからの評価を下げる結果にもなりかねません。(昔はSEO対策バリバリが評価された。今はペナルティーあり)

SEOとは「検索エンジン最適化」のことをいいます。
一昔前のSEO対策(ブラックハットSEO)は、キーワードをとことん詰め込めばGoogleからの評価が上がると言う時代が確かにありました。
ただし、今はホワイトハットSEOと呼ばれるSEO対策が主流です。

分かりやすく言い換えると、
ブラックハット=悪いSEO対策(Googleが嫌う昔のSEO対策)
ホワイトハット=良いSEO対策(Googleが認めている今のSEO対策)
とも言えます。

引用元:GoogleはSEO対策してて信用できない!インスタは信用できる!は大間違い?

つまり、ホームページ自体の作りよりも内容次第で上位表示させることができるということです。

ただし、上位表示「されやすい」SEO対策というのは存在します。
(ユーザーに対して見やすい、などなど)

ホームページの業者と契約書を交わす前に、具体的にどのようなSEO対策をしてくれるのかをしっかり確認しておきましょう。

逆に、いくらホームページの業者が優れていたとしても、あなたが発信するもの(コンテンツ)自体が弱ければ上位表示されないので、任せきりにしないで努力する覚悟が重要です。

「Googleと提携している企業です!店内撮影しませんか?」の営業電話にも要注意

近年注目されているMEO対策(SEOと似ていますが、MEOは地図のSEO対策のこと)に絡んだ営業電話が多くなっています。

“Google認定フォトグラファー”(Googleが撮影技術を認めたフォトグラファー)と名乗る企業は問題ないのですが、
「Googleと提携」「Googleから撮影を委託されている」などと店舗に電話をかけてくる業者には要注意です。

ややこしいですが、

“認定”=OK:正しい表現をするまともな会社

“提携”or“委託”=NG:Googleの関連企業を連想させる表現を使う怪しい会社

だと言えます。
現にGoogleも公式に注意喚起を呼びかけています。

MEOに関して詳しく知りたい方は下のリンク先から関連記事をお読み下さい。※おすすめ記事です

関連記事:地図SEOで店舗のマップを上位表示させて集客力up!の基本

スマホ対応(レスポンシブデザイン)が別料金の業者はコストが高いことも

スマートフォンに対応してないウェブサイトはGoogleからの評価が低い傾向があります。

というか、Googleが正式に発表しています。

Googleは、2015年にモバイルゲドンを発表し、モバイル機器から検索した場合、モバイル機器に優しいサイトの評価を引き上げ始めた。[16] これは、モバイル機器に優しくないサイトが最終的に不利になる効果がある。

引用元:Wikipedia

また、スマートフォンの販売台数の伸びに対して、PC(パソコン)の売れ行きが悪くなっていることからも分かるように、今後ますますスマホ対応の重要性は増えていくと思われます。

ホームページの業者に頼む場合は、スマホ対応=料金が高い、となりがちですが、PCサイトを作ってそれを後からスマホ対応にする方がコストがかかる場合があります。(1ページあたり数万円など)

そもそも、美容室の場合メインになる顧客層は女性ですよね?

よく考えなくてもわかることだと思いますが、スタバでPCをいじってる女性と、スマホをいじってる女性とどちらが多いですか? 

つまりそういうことです。

初めからスマホ対応にしておくことをお勧めします。

スポンサーリンク

事業規模と目的に合わせて制作費を選ぶ

あなたの美容室の事業規模はどのくらいですか?

もしも、1人サロンでホームページの制作費に数十万円かける予定ならば、広告費への投資としては高すぎるかもしれません。

スタイリストが数人規模の中・大型の美容室を運営する場合ですと、ホームページの業者に数十万円払って月々の管理費を数千円〜数万円払うのは妥当かも(見た目のクオリティやセキュリティ的に)しれませんが、一人サロンや小規模店舗で数十万円は大きな投資です。

数十万円あれば他の広告媒体(ホットペッパーなど)に投資をした方がお店を知ってもらう効果が高い可能性があるので、事業規模をよく考えてからの契約をおすすめします。

自分でワードプレスのサイトを作ってみる

今、アナタがご覧になっているウェブサイトワードプレスと呼ばれる無料のサービスを使って作成しています。(ドメインとサーバーは有料、ワードプレス自体は無料という意味)

実際に自分で作ってみると、どの工程に時間がかかるのか、どの程度のコストでできるのかが分かるのでホームページ制作会社を選ぶ際の参考になります。

また、月間数万PV程度のアクセスを狙うのであれば個人のワードプレスでも(努力次第では)充分達成可能です。

もし、運用に失敗しても月にかかるコストは数百円から1,000円程度なので、数十万円のホームページを作る前の勉強としてはおすすめです。

関連記事:美容師がブログに本気出すならワードプレスを選ぶべき3つの理由

まとめ

ウェブサイトの制作にかかる金額と言うのは、基本的に製作時間に比例します。

つまり金額はあってないようなものです。
なので、一概に料金が高いから「悪徳ホームページ業者」とも言えないと思います。

ただし、明らかに法外な金額を請求する業者が未だに存在するのも現実です。(素人で作れるレベルなのに高い)

その金額を支払う価値があるのかどうか?」を見極める目を養って、悪徳業者のカモにされないように気をつけましょう!

また、せっかくホームページを作っても、なぜかインスタグラムのプロフィールに集客サイトのアドレスを貼りつけている方を見かける事がありますが、
とても、もったいないことなのであまりおすすめしません。

詳しくは下のリンク先からご覧下さい。

関連記事:インスタに集客サイトを紐付けている美容師さんは一体何がしたいの??

スポンサーリンク