海外の美容師さんはブローが上手!その4つの理由とは?

以前、海外と日本の両方でサロンを経営している方とお話をした際に、
「日本の美容師さんが世界で一番ブラシ・ブローがヘタ」
と嘆いておられました。
世界で一番下手かどうかは私にはわかりませんが、
恥ずかしながら私も、海外でブロー技術への自信を粉々に打ち砕かれました。(日本では割と上手な方だと思ってたのですが。笑)
では、なぜ海外と日本の美容師さんでブロー技術に圧倒的な差が生まれるのでしょうか?
また、日本国内でも海外からのお客様は今後も増え続けることが予測されます。
海外からのお客様を120%満足させるためのヒントをお届けします。
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「ヘアサロン行ってきました!」って感じが好まれる

日本人のお客様が好むヘアスタイルは、基本的にナチュラルです。
「いかにもヘアサロン行ってきました!みたいなヘアスタイルは恥ずかしい(自然じゃない)」
と感じるお客様の方が多いようです。
日本の美容の文化の良いところでもあると思うのですが、日本の美容師さんは「ブローをしないで、乾かすだけで簡単に仕上がるヘアスタイル」を心がけてヘアスタイル作りをします。
その反面しっかりブローをして仕上げる習慣がないのでブローのスキルは低くなりがちです。
ですが、海外のお客様が好むヘアスタイル
「ちゃんとヘアサロンに行ってきました!髪型決まってるでしょ?」
というヘアスタイルが好まれる傾向が強いようです。
また、ちょっとしたディナーやお出かけの前に、オシャレ(身だしなみ)の一環としてシャンプー&ブローのメニューでサロンを利用される方も多い傾向があります。

日本に比べて圧倒的にシャンプー&ブローのお客様の比率が多い

日本で美容師をしていて、シャンプーブローのお客様を月に何名担当しますか?
おそらく、ほとんどの美容師さんは数名ではないでしょうか?
それが海外になるとガラッと状況が変わります。
もちろんサロンにもよると思いますが、私も月に数十名はシャンプーブローのお客様を担当しています。
そのため、圧倒的な経験値の違いが、日本人の美容師さんと外国の美容師さんとの実力の差になってきます。
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日本ほど水道事情が整備された国は珍しい

海外旅行によくいかれる方であればご存知だと思いますが、ほとんどの国では日本ほど水道事情がよくありません。
チョロチョロしかお湯が出なかったり、途中からぬるくなったり、ちょっと濁っていたり、すごく濁っていたりする国が多いです。
そのため、上手にシャンプーすることが難しく、
「たまにプロにお願いして、上手にシャンプー&ブローしてもらおう」
と、いう需要が多いようです。
(自分でブローするのが面倒という方も多い)

アイロン仕上げとブロー仕上げで料金が違うサロンもある

もちろん、サロンの料金体系によって違いますが、ストレートアイロンやコテ(カールアイロン)でお仕上げ(フィニッシング)する場合とブラシ・ブローの場合だと、ブラシブローでお仕上げした方が料金が安いサロンがあるそうです。
なので、「カールアイロンでスタイリングしていいですか?」
と聞くと「料金は違いますか?」と質問されることがあります。

まとめ

私は日本生まれ、日本育ちの日本人なので、ナチュラルなヘアスタイルの方が個人的には好みです。
しかし、その引き出しだけでは海外では戦っていけないと痛感しました。
また、グローバル時代に突き進む日本でも、海外のお客様は増え続けています。
お客様の120%の満足を引き出すためにはクオリティの高いブラシ・ブローが必須のスキルになるかもしれませんね!
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